謎の人面石像「猿石」:奈良県高市郡明日香村吉備姫皇女王墓内

男?女?人間?猿?はたまた宇宙人!?

「猿石」とは?(2015.1取材)

猿石(さるいし)は、欽明天皇陵西に隣接する吉備姫皇女王墓内
にある4体ある人面石像です。その顔が猿に似ている事から、猿石と
呼ばれる用になりましたが、渡来人を象ったものである説が有力です。

猿石「女」「山王権現」

4体の猿石

1702年(元禄2年)に欽明天皇陵付近にあった平田村池田の田から
掘り出され、古墳南側に置かれていましたが、明治初年頃に、現在の
場所に移されたとされています。4体の像には、その外見から、
左から順に「女」「山王権現」「僧(法師)」「男」と、それぞれに
愛称がつけられており、僧以外は像の背面にも顔が彫られている二面石で、
僧の背面には肋骨らしきものも彫られています。
柵がある為に、前方からしか見ることはできませんが、奈良文化財研究所
飛鳥資料館の庭には、レプリカもあり、背面の様子も観察できるように
なっています。

猿石「僧(法師)」「男」

「吉備姫皇女王墓」について

欽明天皇陵の南西に位置する吉備姫皇女王墓は、コンクリートの柵に
囲われており、墓は直径8メートル程の小さな円墳で、柵内には、高さ
1メートル程の4体の像が立っています。吉備姫は第35代皇極天皇
(第37代斉明天皇)及び、第36代孝徳天皇の生母で、「日本書紀」によれば
皇極天皇2年(642)9月に亡くなり、檀弓丘(まゆみおか)に埋葬されたそうです。

吉備姫皇女王墓

吉備姫皇女王墓へのアクセス

奈良県高市郡明日香村平田 吉備姫王墓内
電話:0744-20-2001
時間:通年 8:30~17:00(閉園)
休業日:無休
入場料:無料

吉備姫皇女王墓( http://asukamura.com/?page_id=330 )

吉備姫皇女王墓看板

(The Shadow)

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