日本最大級の横穴式石室を持つ「石舞台古墳」!:奈良県高市郡明日香村
岩の総重量は約2300トン!この巨大横穴式石室はどうやって作られたのか?
「石舞台古墳」とは?(2015.1取材)
石舞台古墳は、飛鳥歴史公園内石舞台周辺地区の日本最大の方墳です。
墳丘の盛土が全く残っておらず、横穴式石室が露呈しているという
独特の形状の方墳で、天井席の上面が広く平らで、まるで舞台の様な
形状から、「石舞台」と呼ばれています。
石舞台古墳外観
石舞台古墳の作り方
30数個の花崗岩で形作られたこの方墳は、総重量約2300トン、
天井石は約77トンの重量で、当時の土木技術が如何に発達していたかが、
うかがえます。
石舞台古墳の作り方
石舞台古墳の被葬者は?
大化の改新で滅ぼされた蘇我入鹿の祖父でもある蘇我馬子の
墓ではないかとも言われていますが、はっきりした事はわかっておりません。
石舞台古墳内観
築造はいつ?
1933年(昭和8年)~35年(昭和10年)に行われた発掘調査において、
方形の墳丘、堀、外堀が存在する事と、6世紀代の小古墳を壊して築造
されていた事等が確認されており、築造は7世紀初め頃ではないかと、
空いてされています。
石舞台古墳外観2
伝承
はるか昔、狐が女性に化けて、石の上で舞を見せた話や、旅芸人が
この巨石を舞台に演じた話などもあります。
石舞台古墳へのアクセス
奈良県高市郡 明日香村島庄
電話:0744-54-4577・9200
時間:8:30~17:00(受付16:45まで)
休業日:無休
入場料:
個人 一般250円 高校生200円 中学生150円 小学生100円
団体(30名以上)一般200円 高校生150円 中学生100円 小学生70円
(The Shadow)