「ノリタケ」と言えば、明治時代から戦前にかけ世界へ輸出された高級洋食器の世界的ブランド
名古屋「ノリタケ」本社に隣接する工場跡地に2001年に『ノリタケの森』として開園。
都心の中にあって、公園、ミュージアム、ギャラリー、レストラン等がある憩いの場としての複合施設。
愛知県「JR名古屋駅」より歩いて15分「ノリタケの森」。都心の中に、静かな憩いの森のイメージが感じられます。ここ「ノリタケの森」は、町名からわかる様に、名古屋市西区に1904年(明治37年)に、「日本陶器合弁会社」(後の「ノリタケカンパニーリミテッド」)として創られた最初の工場です。
赤レンガ造りの建物は、1975年(昭和50年)まで活躍し、この工場から世界へ「ノリタケ」の洋食器として送り出されました。まさに、ここは日本の洋食器の歴史を象徴するものと言っていいでしょう。
「ノリタケの森」は、2001年5月に本社に隣接する工場跡地にミュージアム、レストラン、公園などの複合施設として開園しました。
噴水ひろばと赤レンガ建物
広い敷地内で、赤レンガの建物に囲まれ散策を‥‥‥魅力イッパイの複合施設。
入口近くに戻り、「ノリタケの森ギャラリー」では、陶芸、絵画、彫刻などの芸術作品が楽しめ、有名作家から市民の美術展まで、幅広い人に作品発表の場を提供しているそうです。噴水広場を横切り、「ノリタケミュージアム」4階から3階へここでは、過去の歴史的、文化的価値の高い作品が展示されています。これらの作品が、世界で高い評価を受け多くの人々を魅了したのだと思い、オールドノリタケの美に触れた思いでした。
2階の「クラフトセンター」では、熟練の職人による、絵付け工程が見学でき、その手作業にはとても感激します。まさに国宝並の職人技です。一角に「絵付け体験コーナー」もあり、お皿やマグカップなどに自分自身で絵付けする事が出来ます。体験料は1800円。
ノリタケミュージアムの右の建物には、[ステージ]本物志向の方へノリタケ&大倉陶園の最高級磁器の歴史が見られる。
[マイ・ダウニング]一般向けからプロ仕様の食器とノリタケ商品を一堂に取り揃えてあります。
[パレット]日常使いの食器をリーズナブルな価格で提供します。どのコーナーもお客さんでいっぱいでした。コーナーの一角にある
[スクエアカフェ]ではカフェ&軽食で多くの人達で、賑わっていました。
「ノリタケの森ギャラリー」の裏手には、欧風の創作料理を華麗なノリタケ食器で、コース料理が楽しむことができます。
赤レンガ造りの建物を抜けて煙突ひろばに向かうと巨大な6本煙突が、今は煙突の上部が倒壊・安全の為カットされていますが、蔦で覆われた緑の塔としてノリタケの森、夢のシンボルのモニュメントになっています。その奥には、ひっそりと「単独窯」がたたずみ、当時の土と炎の情熱が蘇って来るかの様です。
入園口は、3ヵ所あり一部施設を除き無料です。自転車置き場は、無料です。
森に憩い、洋食器の本物に触れ、美味しさを味わい、ショッピングが楽しめる事が出来る。都会の、素晴らしきテーマパークです。
巨大な「6本煙突」モニュメント
ノリタケの森ギャラリー
「ノリタケの森」に今年も恐竜が現われる。
2014年の夏、「ノリタケの森」のイーストゲート入口には、多くの親子連れが10時の開園と同時に入り、ノリタケの観光施設とは違い、すぐ右手に廻って進み、皆さんについて行くと解りました。
芝生広場で、動く恐竜模型「ティラノザウルス」「ステゴザウルス」「スピノザウルス」の3体が展示されていました。子供達は、近くで見る「恐竜」に喜んだり、泣いたりしている子もいました。名古屋駅方面をバックに恐竜を撮影すると「ジェラシック・パーク」の様にまさに、大都会に恐竜が出現!となりました。
この恐竜模型、今年2015年は7月13日から9月28日(予定)まで設置されるそうです。
ティラノザウルスがノリタケの森に!
文化と出会い、森に憩う。
ノリタケの森
愛知県名古屋市西区則武新町3-1-36
TEL 052-561-7142
定休日 月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)、年末年始
駐車場 115台(30分100円/上限1000円)
料金 クラフトセンター、ノリタケミュージアムのみ
大人 500円 高校生 300円 中学生以下 無料
アクセス 地下鉄東山線「亀島駅」2番出口より徒歩5分」
「名古屋駅」より徒歩15分
(ぶら旅ネット K.Yamada)