青色LED信号機、赤崎氏、天野氏、中村氏三氏の2014年ノーベル物理学賞受賞で、脚光を!

17年前に設置された名古屋市・市役所交差点の青色LED信号機が、世界初です。

地元にあった「世界初」!ドライバーにやさしい青色LED信号機。

 2014年のノーベル物理学賞が、青色発光ダイオード(LED)を開発した赤崎勇名城大学教授、天野浩名古屋大学教授、中村修二カリフォルニア大学教授の3氏に決まったとニュースで知りました。青色LEDの開発によりドライバーにやさしい青色LEDを使って設置された「世界初」の信号機が近くの交差点にあると新聞で見て早速、名古屋市中区の市役所交差点へ写真を撮りに行って来ました。

 この交差点は、数年前からLED信号が使われている事は知っていました。運転していても見やすく、特に夕方時、東から西に向かう時は普通なら夕日で眩しくて信号機が見づらかったのですが、LED信号機により安心して落ち着いて運転する事ができるようになりました。この事によりこの信号機がいかに市民の人々に、そして世界の人達に大きく貢献していたかを改めて感じました。

名古屋市役所交差点

LED信号機の青の丸信号がつきません

 目的の市役所交差点でカメラを構えていましたが、肝心のLED信号機の青がつきません。つくのは赤と黄色の丸信号でススメの青は赤信号が付いた状態で矢印の左折、直進、右折だけでした。
 数分間、信号機とにらめっこをしていましたが、丸の青信号は付かずじまいでした。家に戻りどうしても気になり、名古屋市役所へ電話で問い合わせをした所、信号機の管理は警察で、中警察署に電話を掛けて聞いてみました。担当部署の交通管制課の担当者が外出中で、後ほど担当者からお電話で、親切に教えて貰いました。今までは3灯式の信号機でしたが、市役所前の交差点は車の通行量が多く事故多発の危険度が高いので、車をバッテングさせない為に、青色はつけずに赤色信号の状態で、青の矢印で左折、直進、右折を表現していると言われました。

 青色LEDが開発された時、当時の管制課長が、このニュースを知り、信号機で採用できないかと働きかけて実現したそうです。これにより市役所交差点の青色LED信号機が完成し、世界初の設置事例となりました。この時、採用されていなかったら青色LED信号機は、10年遅れていただろうと話してくださいました。いろいろ教えていただき、改めて交通管制課の担当者の方にお礼を申し上げます。

LEDを使った信号機

LEDが日常生活から、あらゆる分野で活躍中!

 今回の日本人3名の方のノーベル賞受賞により、身近にある青色発光ダイオード(LED)が、ノーベル賞をより身近に感じさせました。受賞で改めて身近にあるLEDが、照明機器やデジタル家電の液晶テレビ、スマートフォンにDVDより、容量の大きいブルーレイディスクを登場させ、高画質な映像を楽しむ事が出来るようになりました。新聞、テレビなどでは、医療分野から農業、漁業、芸術などと先程紹介した交通分野など、まだまだ知らない所で使われ、研究開発によってどんどん使われて行くのでしょう。
 青色LEDの開発は、身近なものからあらゆる分野に利用されその用途は、未知の分野まで、大きな可能性を秘めています。

病院内のLED照明

LED照明を使用した車

(ぶら旅ネット K.Yamada)

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