地面からニョキッと突き出した男性器:奈良県高市郡
説明するまでもなく、石の男性器!長さは約1メートル!
「マラ石」って?(2015.1取材)
明日香村にある謎の石造物のひとつ。国営飛鳥歴史公園の祝戸という地域にあります。
男性器を模したもので、本来は真っ直ぐ上を向いていたとも言われています。地元では、
この石が傾くと不作になるという言い伝えもあるそうで、村人が度々起こしている
という噂もあります。また、飛鳥川をはさんで、対岸の丘陵を「フグリ山」と呼び、
この「マラ石」と対であるという説もあります。子孫繁栄や農耕信仰に関係した遺物
であると考えられています。さらには、このマラ石を「立石」の一つであると考える
説もあり、結界を示した石であるとも道標であるとも言われています。
「マラ石」という名前の由来は、元国立博物館館長であり仏教考古学者の石田茂作
(1894~1977)氏が昭和11年に発表した「飛鳥時代寺院跡の研究」という著書の中で
記述し、広まりました。
ようするに、おちん○んです
「明日香村」とは
明日香村は、村全域が歴史的風土保存地域であり、特別保存地区に指定されています。
田園が地域のほとんどを占め、歴史的資産が数多く残りながら、生活の場としても、
機能しており、役所やコンビニに至るまで、その景観を壊さぬ様な外観にする様、
定められています。
現存する歴史的資産も数多くあり、巨大な石造物が多いのですが、そのほとんどは、
発掘されても、もう一度きれいに埋め戻されてしまいます。観光用に野ざらしにして、
風雨によって侵食されるよりは、しっかりと保護をして研究につなげてゆこうという
明日香村のこだわりが感じられます。
ひっそりと・・・そしてどうどうと・・・
マラ石へのアクセス
奈良県高市郡明日香村祝戸
電話:0744-54-5600(明日香村教育委員会文化財課)
時間:見学自由
休業日:なし
駐車場:なし
入場料:無料
壮観な感じが・・・
(The Shadow)